こんばんは。
久しぶりの投稿になります。

この1週間は投稿ができませんでした。
それは2/7に父が他界したからです。
気持ちの面と葬儀の面で投稿が出来ませんでした。

父の他界のことを書くべきか悩みましたが
想いを記述しておきたいと考えました。

父は89歳で他界しました。
普通に生活をしており、近所に買い物に行って
その帰りにマンションの廊下であと20mで自宅のところで亡くなりました。
倒れてからも10分前後で心肺停止しており、安らかな死に顔でした。
かけつけた人も寝ているのかと見間違ったほどです。
本人にとっては一番幸せな死に方だったんだなと思いました。
私もこんな死に方したいなと思うほどです。

私は父が40半ばのときの子供でしたので



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それはたいそう可愛がられて、大事にされました。
父の愛情の大きさに自分の器が足りなくて、
うっとおしいと思ったこともありました。
父は私が子供のころに内容は言えませんが
仕事で大変な目にあっておりました。
後に裁判になって勝訴になるのですが、新聞にのるような内容です。

母には決して仕事の愚痴は言わなかったそうです。
それでもイライラがつのり、家で少し揉める事もありましたが、
最後まで勤め上げて兄と私を育て上げました。
私ならば間違いなく仕事を辞めていたでしょうが、
母、兄、私の為に勤め上げたのだと成人してから理解できるようになりました。


2年半ほど前にふた回り程年上のある人に言われました。

『君の親くらいの年齢ならば、いつ亡くなってもおかしくなから親孝行はしときや』
『親孝行はしてるつもりでも、実際はそれほど出来てないから後悔せんようにな』
『親孝行はまずは親のことを知ることやで、好みとか・なにをして欲しいのかを』

ありがたい言葉です。
本来は結婚と孫を抱かせてあげるのが孝行ですが、それは出来ていないです。
それでも私はそれからは
最低でも月に1度は両親を食事に連れて行ったり
たまに遠方の観光地に連れて行ったり
風呂掃除を毎日したりしました。
ゴミ出しもしました。
好きな食べ物もしょっちゅう買ってくるようにしました。
一緒に買い物に行くようにもしました。
父は70年来のクリスチャンですのでたまに日曜に教会に送っていくようにしました。

すごく喜んでくれてやってよかったです。
恥ずかしながら、それまでの私は上記のようなことすらほとんどしていなかったのです。
本当にその助言をしてくれた人には感謝してます。


更にその人から去年に言われました。

『君は親に手紙を書いたことがあるか? すごく喜んでくれるよ』

こちらも恥ずかしながら、やったことはありませんでした。
なんせ旅行に行っても、絵葉書すら出したこともない私がどうして手紙を書けましょうか。
私は思わず
『ちょっと、それは無理ですわ。絵葉書も出したことないのに』

『手紙が無理ならば一筆箋にしたらどう。数行やからやってみたら』
『文字にしてみて、普段言えない感謝の気持ちを書いたらいいのよ』

早速やってみました。
6月末から仕事が過酷になる10月くらいまでの4か月。
両親へほぼ毎日書きました。
夜中に帰ってくることが多かったのですがそれでも書きました。
夜中に書いて朝に机の上にそっと置いておくのです。
両親は物凄く喜んでくれて、全部保管してくれてました。

さっき父のここ1年だけですが、日記を読みました。(15年くらいつけてる)
この一筆箋のことを喜んでくれてる内容がところどころにありました。
渡した一筆箋そのものを張り付けてくれてたりもしました。
本当にやってみてよかったです。孝行になったんだなと思いました。
父への別れの手紙とともに棺に入れて一緒に天国に持っていってもらいました。

それともうひとつ自分では一筆箋と並んで孝行だと思ってることがあります。
それは一緒にお酒を飲めたことです。

実は上記であったように仕事で大変な目にあってたので
私が成人するまでの間はたまにお酒で大暴れすることがありました。
普段はものすごく心優しい人でしたが、行き場がなくて大爆発をたまにするのです。
裁判になるほどの事件なので、仕方がないのですが
当時、まだ子供だった私や兄はそれが許せませんでした。

私が成人になったときに父に母が可哀想だから離婚をしてと言ったことがありました。
可愛がって、大事に大事に育ててきた次男からの言葉です。
父は物凄くショックだったと思います。悪いことしたなと後に思いました。
その日以降、父が酒で暴れることは全くなくなりました。0です。
亡くなるまでの約20年間は平和に過ごしてました。母も幸せと言ってます。
人はなんだかんだと言い訳をしては約束を破ってしまうものですが父は守りました。
物凄く尊敬してます。
私の言ったことを死ぬまで守り続けてくれたのは愛情の深さと感じてます。

私や兄は父のせいで酒はあまり好きではなかったですし、酔えなかったのですが
少しだけ大人になって父のことを理解し始めました。
でも、やはり父と酒とは重ねたくなかったので
父とは家で晩酌したことも飲みに行ったこともありませんでした。(私も兄も)

でも2年半程前に親孝行について教えてもらえたので
私は自分から進んでお酒を買ってきて、家で父とたまに晩酌をする様になりました。
母も酒のことでは子供たちが父を許していないのはわかっていたので
私と父が晩酌をしているのを見て
父は物凄く嬉しそうにしているみたいでした。

『ああ、パパよかったね。こんな日がくるとは思ってもなかったやろうに』

って母は思ってたみたいです。葬儀のあとに聞きました。
ちなみに父が亡くなる少し前にも晩酌しました。よかったです。

父だけでなく、母にも孝行が出来たんじゃないかと嬉しかったです。
兄も遅ればせながら父のまだ飲んでいないワインを持って帰りました。
多分、晩酌をするんだろうと思います。よかった。

『孝行したくても親はすでに居ない』
『亡くなったときに孝行してなくて後悔する』

私はこのようなことにはならなかったです。
本当に私に助言をしてくれた方に大感謝です。
おかげで結婚と孫の事以外ではあまり悔いがありません。


母に至っては色んなこともしてもらったし、してあげたので悔いは全くないそうです。
特にこの20年は本当に幸せだったんだなって思いました。夫婦なんだなって。
でも物凄く寂しいって言ってます。慣れるまでは時間がかかりそうです。
なにかの支えが出来ればと思ってます。
これからも親孝行していきたいと感じたこの気持ちを日記に残しておきたかったです。
孝行ってするというよりもさせて貰うんだなって思います。

とりとめもない日記で失礼致しました。
もしも読んでいただいた方がいらっしゃるのならばありがとうございました。

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